を楽に登りたいですよね。わかります。私もそうです。
では、ということで電動アシストのユニットが近年各種自転車に搭載されてきました。足腰が弱い方が利用することを考えるとよくできた システムだと思います。
しかしながら、まだまだ普及途上であるため、量産効果が出ていないので、いっそオートバイを買った方が安く上がるというのも皮肉なものです。 他に方法はないのでしょうか?

考えてみれば、自転車を漕ぐという行為そのものは脚力を要しますが、踏み込む力をクランクの一端に加え、軸にトルクを 発生させ、軸に繋がったチェーンリング、そしてチェーン、後輪へとトルクを駆動力に変化して駆動する仕組みになっています。 分かりきっていることですが、人力が必要になるのは踏み込む力です。この踏力を以下に効率よく駆動力に変換できるかがカギになってきます。 クランクを回すとき、クランクが上死点と下死点の中間の位置になった時に踏み込む、つまり回転方向と踏み込むベクトルが揃った時が一番効率が良いと考えられます。 逆にクランクが上死点と下死点に位置するところが一番力を伝達できなくなり、登坂力を失い、失速するのです。上死点から中間点までの間に失速しない程度に駆動力がでているとどうなりますか? 前に進もうとする力が発生しているので、中間点で駆動力が回復し、なおかつ失速していないのでケイデンス※(=ペダルの回転数)を落とさなくて済むのです。 そう、上死点や下死点でペダリングができれば問題は解決するのです。
では、どうすればいいか。
  • やっぱり電動に頼る
  • 上死点、下死点でもペダリングができる機構を導入する
  • ペダリングを改善して上下死点でも回るように意識を変える
  • の3点が考えられます。
    1がいいと思う人、お金をジャンジャン使ってください。
    2、はなかなか難しいですが、上下死点でギア比が変わるような機構みたいなものがあるかもです。
    もっと単純にペダルから足が離れないようにSPDを利用するのも良いかもです。 しかし、
    3は最も単純で費用も発生しません。意識するだけです。
    上死点にクランクが来た時、ペダルを蹴飛ばすように漕ぐだけです。蹴飛ばす、という行為は膝を曲げた足を伸ばすという ことです。もう片方のペダルは下死点に位置しているでしょうから、膝を曲げる、ということを意識してみてください。 これが無意識にできるようになると、ペダリングのトルクムラが小さくなってコギがかなり楽になると思いますよ。
    当店への ご意見をお聞かせください。
     
    「やっぱり坂道を上るのはキツイ…」でした。
  • top page
  • 大量の買い物の荷物がある場合どうすればいいか?
  • 雨の日はどうする?

  • ※ケイデンスが落ちると、コギの時間が長くなり、疲労しやすくなります。
    ご意見・ご要望はこちらから 2017-2022 Bike'n Beer All right reserved